HOME > 過払い金返還請求事例
●完済後10年以上経過すると時効となり返還請求できません
●金融機関自体も過払い金の支払が苦しい状況です、請求はお早めに
●返還請求後、信用情報への影響は全くありません
過去に消費者金融等で長期間の取引がありもしかしたら、過払い金が発生しているのではと相談されました。
以下に解決事例をご紹介します。
布川さん(仮名) 68歳
職業:無職
家族構成:妻
年収:不定
自営業を営んでいた時代に、事業の資金繰りが悪化。個人で300万円ほど消費者金融等で借入をし自営業の運転資金をまかなう。その後、事業を廃業し商品者金融の借入はすべて返済しました。
借入先 | 返済額 | 借入残金 | 利率 | 取引年数 |
---|---|---|---|---|
CFJ | 50,000円 | 0円 | 26.0% | 9年 |
新生 | 30,000円 | 0円 | 28.0% | 9年 |
フロックス | 20,000円 | 0円 | 28.0% | 9年 |
アイフル | 20,000円 | 0円 | 27.0% | 8年 |
SFコーポレーション | 20,000円 | 0円 | 29.2% | 7年 |
トヨタファイナンス | 100,000円 | 0円 | 20.0% | 9年 |
UFJニコス | 15,000円 | 0円 | 20.0% | 13年 |
セントラルファイナンス | 150,000円 | 0円 | 20.0% | 11年 |
セディナ | 35,000円 | 0円 | 20.0% | 10年 |
合計 | 70,000円 | 0円 |
6年前に自営業を廃業し、現在は勤めに出ています。自営業を営んでいた時代に銀行借入に加え運転資金の一部を消費者金融に頼るような状況に陥り、経営も改善する見込みもありませんでしたので事業を清算しました。借入金は何とか自力で完済しましたが、完済後も過払い金が発生していれば返還請求が可能と聞いてご相談に伺いました。
そうですね、C雄さんの場合取引年数が長い上に法定金利以上(借入元本、10万円未満20%以上、100万円未満18%以上)で借りてみえるので間違いなく過払い金は発生しているものと思われます。
そうですか、過払い金というのは払い過ぎの利息の事だと聞いていますが、払い過ぎた利息については全額請求して返してもらえるのでしょうか?
勿論、請求については発生した過払い金全額について行いますが、残念ながら請求分を全額戻してもらう事は難しい状況にあります。消費者金融業者も経営が苦しくなっており、取り返せる過払い金の額も減少傾向にあります、クレディアや武富士のような大手ですら倒産してしまう時代でもあり、消費者金融自体が過払い金を払う体力がなくなってきています。ですから過払い金の可能性があると思われれば早めの手続きが必要ですね。
分かりました、早速手続きをお願いします。
手続き費用等お支払しますので、料金を教えてください。
着手金等、初期費用は一切いただいておりません。後の手続きはすべてお任せ頂き過払い金が返還された時点で、返還された過払い金の21%をお支払いただければ結構です。返還がされなければ一切費用は掛かりません。早速取引されていた金融会社から取引履歴を取得して過払い金額を計算し請求手続きを開始したいと思います。
わかりました、少しでも多く戻ってくる事を期待してますので
宜しくお願いします。
C雄さんの過払い金返還請求の結果以下の通り返還されました。
借入先 | 過払い金返還額額 |
CFJ | 580,000円 |
新生 | 780,000円 |
フロックス | 190,000円 |
アイフル | 300,000円 |
SFコーポレーション | 17,000円 |
トヨタファイナンス | 230,000円 |
UFJニコス | 28,000円 |
セントラルファイナンス | 590,000円 |
セディナ | 470,000円 |
合計 | 1,587,000円 |
菰田先生ありがとうございました。取引年数が長いだけあってトータル金額ではかなりの額の過払い金が発生していたようですね。
どこも満額とはいきませんでしたが、すべての金融会社からの返還が出来ました。完済後10年経過は時効となり返還請求が出来ません。C雄さんも完済後9年といった借入先があり危ういところでした。
※いつ完済したのかわからないといった場合には。取引履歴を取り寄せて調べる事もできます。
そうでしたか、もともと無いと思っていたお金なので、この金額で十分満足しています。
現在は安い給料で質素に生活していますので、妻とこれでちょっと贅沢してみようかと・・・
臨時収入ということで、これまで苦労を掛けた奥様と贅沢されてもいいですよね。
ただ、過払い金返還請求を受けた人の7割以上が1年以内にその過払い金のほぼ全額を使い切っているという現実もありますので、使いすぎにはご注意下さいね。
そうですね、
使い過ぎには気をつけます。
この度は本当に
ありがとうございました。
「過払い金」とは、貸金業者に返済し過ぎたお金のことをいいます。
貸金業者から利息制限法に定められた利率(15%~20%)を超える利息で借入れをしている場合、この超過分の利息の支払いは 「無効」となります。
よって、利息制限法に基づき引直計算することによってすでに借金はなくなり、過払い金が発生している場合には、これを取り戻すことができるのです。
取引履歴の開示請求
取引履歴を取り寄せます。開示された取引履歴をもとに利息制限法に基づき引き直し計算をし、債務額を確定します。
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過払い金返還請求~和解交渉
計算によって算出した金額をもとに貸金業者に対して返還請求をし、返還金額、返還期日について話し合いをしていきます。
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和解成立・合意書作成
和解成立後、当事務所と貸金業者双方にて合意書を作成します。
↓
過払い金の返還
合意書に記載された金額が、期日までに指定口座に入金されることにより手続きが終了します。
●1社での借入元本が10万円未満20%超
●既に完済済みである
●5年以上返済し続けている
過払い金報酬
過払い金を取り戻した金額の21.0%
※過払い金返還訴訟を行う場合は、訴訟費用が別途必要です。