ちょっとした気の緩みで逆戻りしてしまうことも・・・
過払い金とは利息制限法の定める利率を超える高利の借入れをした場合に生じた、払い過ぎの利息を言います。これは債務者に与えられた当然の権利とも言え、過去に法定金利以上で借入をし現在完済しているのであれば確実に過払い金が発生しています。ただ未だにその制度を知らずに返済に苦しむ人が多いのも事実です。
任意整理で債務整理を行った場合、消費者金融等からの借入期間によっては借金の残債がゼロになるばかりか逆にお金が戻ってくるケースも多々あります。さらに、その額が数百万に上る事も少なくありません。しかしながら大部分の人が比較的短い期間でその戻ってきたお金を使い切ってしまうのは、毎月の返済が無くなったとしても、これまで滞納していた税金や家賃等の支払があったり、突然多額のお金が転がり込みんだことで、あなたが実際に払って来たお金であることを忘れ、ややもすると「宝くじでも当たったような感覚」になって、これまで抑えていた欲求を発散するような形で使い切ってしまうケースも多いようです。
債務整理を行い借金がゼロになったとしても収入が無ければ(あるいは少なければ)再び借金をしてしまう可能性が高いと言えます。ただ債務整理をしたことで当然金融機関からの借入は難しくなる為、再び借金が必要な状況は何としても避けなければなりません。まずは収入確保に努め、たとえお金に困ったとしても闇金に手を出す事は絶対に避けなければなりません。 「債務整理をした人の7割以上は家族・親族・友人から無利息の借金があり、そしてその9割は完済してないという」現実もあります。菰田事務所では、 借金の額に加え貴方の収入にも重点をおいた解決策のご提案をさせていただいております。
これまで散々借金の返済に苦しんできた日常から開放された生活は格別なものだと思います。今後は節約や計画的な生活に努めたいところではありますが、現実はそれほどうまくは行きません。返済がなくなったとしても日々生活にかかるお金は絶えず発生するわけですから、当面は借入に頼らないような生活を軌道に乗せることが最重要です。貯蓄まではお金が回らないとしても、過去の生活はマイナス生活です。それに比べればこの先は十分に明るい道は開けること間違いありません。
現在では利息制限法を越える利息での貸し出しは違法とされ、そのよう金利で貸し出す金融機関は皆無ですが、 比較的手軽に借りられるカードローン自体がなくなったわけでありません。利息も一頃の29%までではないとはいえ大半は15~18%と決して低くはありません。 仮に50万円を借入した場合、1年でその利息は9万円(18%の場合)となり、 毎月1万円の返済ではまる1年ほぼ利息分だけの額です。貸金業法の改正で借入総額に限度が設けられた事で 逆に借りては返しの繰り返しで借金がなかなか減らない人が増えているのも現実です。